1-3 大学を辞める AKさんの自臭症の体験談

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AKさんの自臭症の体験談 1-3

ここでは、AKさんの臭いの悩みの体験談を紹介しています。

学生時代
社会人時代
おまけ

1-3 大学を辞める

　大学に進学しますが、そこでまた臭いの指摘を受けることになります。

臭いを指摘される

　高校を卒業し、大学へ進学しました。大学1年生くらいの時、人生2度目の指摘をされます。

　当時交際していた方に、「口がタバコ臭いよ！タバコみたいなニオイがする！」と言われました。もちろんタバコなど吸っていません。この時はショックで、ただ「ごめん・・」としか言えず帰宅しました。

　その日から小学生の時のトラウマが蘇り、やはり私は口臭があるんだ・・。と、ニオイにとらわれる生活になりました。

　歯磨きは丁寧にし、歯みがき粉も毎食後違う製品で磨いてみたり、歯医者に行っても問題ない、耳鼻科に行っても問題ない、胃腸も問題ない、唾液量を調べても問題ない、アレルギーもない・・。体は健康そのものでした。

　インターネットで調べても、タバコっぽいニオイというのはなかなかヒットしませんでした。原因がわからないだけに、ますます焦りと落胆の毎日で、電車や公共の場所では、まわりにニオイを撒き散らしてしまっていると思い、外に出るのがストレスと恐怖になっていきました。

　大学に行っても、マスクをつけて端の席で１人で授業を受けたり、友達を作りたくても、口臭が気になってしまい、自分から人を避けるようになりました。食事に誘われても断って１人で食べていました。

大学に行けなくなる

　公共の場所や大学で、他人の鼻すすりや咳払いあくびなどを聞くとビクビクするようになり、「私のニオイのせいだ！ごめんなさい！」と申し訳ない気持ちになり、同時に「こんなに周りに迷惑をかける自分なんか死んだ方がましだ・・」と少しずつ死を考えるようになりました。そして、学びたくて入学した大学を3年生の時に中退してしまいます。今思うと、とてももったいない事をしたなと思います。