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ここでは過敏性腸症候群(IBS)の中のガス型の原因について説明します。
過敏性腸症候群(IBS)とは
過敏性腸症候群(IBS:Irritable_Bowel_Syndrome)とは、
腸に炎症や潰瘍などの病的な原因がないにも関わらず、
下痢・便秘・ガス過多などの症状が起きる病気のことです。
腸内の運動は自律神経系により制御されるため、
精神的不安や過度の緊張などを原因とするストレスなどが引き金となる場合があります。
元々神経質な性格であったり自律神経系が不安定であったりする人が、
不規則不摂生な生活、過労などの状態に置かれた場合に症状が発生する場合があります。
過敏性腸症候群(IBS)のガス型の場合、
お腹にガスが大量に溜まってしまい、オナラが頻繁に出てしまったり、
大量のガスによりお腹が苦しくなったりします。
また、腸内のガスが移動することによりお腹が鳴ることがあります。
ガス型の原因
過敏性腸症候群(IBS)のガス型によるガス過多は、
ストレス、口から飲み込んだ空気、腸内で発生したガスなどが原因で発生します。
■ストレスや過去の経験による原因
過度の緊張やストレスによりガスが発生することがあります。
特に、「過去におならが出てしまい恥ずかしい思いをしてしまった」などの
辛い経験がある場合、常に意識がガスに集中してしまい余計に症状が酷くなることがあります。
他人の前や絶対におならをしたらいけない場面などは症状がでて、
逆に一人のときやリラックスした場面では症状は起きにくくなります。
精神的な要素から、ガスがでてしまうことは「おなら恐怖症」、お腹が鳴る場合は「腹鳴恐怖症」とも呼ばれています。
■口から飲み込んだ空気が原因
唾液を1回飲み込むと、同時に2〜4mlの空気を飲み込みます。
炭酸飲料を良く飲む人や早食いの人は空気を多く飲み込みます。
これらの空気はゲップとして排出されますが、これが腸まで行くとオナラとして排出されます。
通常の人でもある程度の空気を飲み込んでいますが、
この空気を無意識のうちに大量に飲み込んでしまう病気として、呑気症(空気嚥下症)があります。
呑気症は、ストレスや緊張、噛みしめなどが原因で発生します。
呑気症 http://www.haranari.com/donkisyou.html
■腸内で発生したガスが原因
食生活の乱れ、暴飲暴食やアルコールの多量摂取などにより腸内環境の乱れにより
腸内でガスが発生します。
通常の人でも食べたもの分解する際にガスが発生しますが、
腸内バランスが善玉菌ではなく悪玉菌優位な状態だとガスが溜まりやすくなります。
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