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ここでは膿栓(のうせん)について説明します。
膿栓とは、くしゃみや激しい咳などをしたときに出てくる、白くて臭い玉のことです。
この臭い玉は、潰すと下水道のような酷い悪臭を放ちます。
膿栓自体は誰にでも出ることがありますが、膿栓が口臭の原因となることがあります。さらに、膿栓が出ると自分の口臭も潰したときと同様の臭いを出しているのでは?と、とても不安な気持ちになります。
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膿栓の原因
膿栓はのどちんこの両脇にある扁桃腺(へんとうせん)にできます。
扁桃腺は風邪などのときに腫れたりすることで有名ですね。
この扁桃腺には小さい穴があり、ここに細菌などの死骸や食べ物の力スなどが溜まり、それが膿栓になります(右の写真)。
膿栓ができる原因としては、以下のものが考えられます。
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出典 upload.wikimedia.org
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■扁桃炎などの耳鼻咽喉科的な疾患がある場合
耳鼻咽喉科的な疾患により、扁桃腺に炎症などが起きている場合、膿栓ができやすくなります。
■口呼吸、いびきなど
常用的に口呼吸をしている場合、扁桃腺が乾燥して過敏な状態になってしまい、膿栓ができやすくなります。
特に、冬などの乾燥しているときや空気が汚れている場合は膿栓の量が多くなります。
■継続的な口内緊張、ドライマウスなど
口臭で悩んでいる人は常に口を閉じていることが多いです。
その場合、口腔内には新鮮な空気が供給されず、唾液による口腔内の洗浄能力も著しく低下してしまいます。
ドライマウスのように口腔内が乾燥した状態になり、膿栓ができやすくなります。
膿栓の予防対策
膿栓の予防としては、うがいが効果的です。
最近の増殖を抑えるカテキンを含んでいるお茶や、イソジンなどの殺菌作用があるものが効果があります。
膿栓を除去する方法としては、耳鼻咽喉科にて吸引や洗浄することで除去が可能です。
症状がひどい場合は手術により扁桃腺自体を除去することも考えられます。
耳鼻咽喉科による膿栓の除去については、以下のサイトもご参照ください。
笠井耳鼻咽喉科クリニック http://www.linkclub.or.jp/~entkasai/
ネット上には膿栓の取り方や動画などが個人サイトやブログで紹介されていますが、
綿棒などで除去する方法は扁桃腺を傷つける確率が高く、さらに症状を悪化させることがほとんどです。
膿栓の除去は耳鼻咽喉科にて受診しましょう。
最近は、歯間洗浄用の口腔洗浄器の水圧で膿栓を除去する方法が流行っているようです。
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■ ジェットウォッシャー |
ジェット水流で食べカスをすっきり除去してくれます。心地よい刺激で歯ぐきをやさしくケアします。歯ぐきの状態に合わせて刺激の強さを選べます。
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